2021年9月30日(木)、一井かずみ先生をゲストに迎えオンライン飲み会が開催されました。 一井先生のお手伝いとして、先生の担当編集を8年務めた現「プチコミック」編集長(=まゆぞ)も参加。 思い思いのドリンクを片手に、画面越しの乾杯から和やかに会が始まりました。
当日は一井先生の代表作のひとつ『どうせもう逃げられない』のTVドラマ放送日とあって、まずは同作について語り合う第一部がスタート。しかし、司会進行の編集部員(=NN花)から「参加者のみなさん、緊張されているご様子……?」という指摘が!ひとり会長にグラスを空けていた編集長まゆぞは「私だけ飲んでる!?」とあたふた。
話題は、参加者のみなさんから事前にいただいた質問の中から、向坂がなほに繰り出すイタズラの数々についてへ。「この質問を下さった方は?」と手を振っていただくなど、やりとりに少しは余裕が出てきました。ちなみに「イタズラは先生の実体験ですか?」という質問の答えは、残念ながら(?)「違います」でした。
向坂のイタズラの一例
(FCα『どうせもう逃げられない』第①巻より)
みなさんの緊張が少しほぐれたところで、通話をつないで先生に直接質問していただくことに。作品に登場する「会社の描写がすごくリアル」「ポスターやCMが本物の広告みたい」というお声に、一井先生は、漫画家デビューされる以前に会社員として働いた経験があり、それがデザイン業界だったことを教えてくださいました。
左:デザイン事務所の仕事ぶりが分かるシーン
(FCα『どうせもう逃げられない』第②巻より)
右:作中の広告ポスター
(FCα『どうせもう逃げられない』第①巻より)
そして話題は、みなさん気になっていたキャラクターのモデルについて。先生は、普段から特定の人物をキャラクターのモデルにされることはないとのこと。「いつか向坂さんみたいな人に出会えたらと思っていたんですが……」という悲しみ(?)あふれるご意見が飛び出し、これには先生も思わず爆笑!なお『どうせもう逃げられない』の中で先生が一番お気に入りのキャラクターは向坂だそうで、コメント欄には「私も向坂さん!」という熱い声が集まりました。
みなさんの様子も徐々にリラックスムード。画面に映っているお菓子やお部屋の様子を伺ったり、コメント欄で参加者さん同士の会話が起きたりと、まさに「飲み会」の雰囲気に。話題も一井先生の普段のお仕事の様子から他の漫画家先生との交流、そして「プチコミック」編集部の雰囲気まで、あっちこっちへ移りつつ、『どうせもう逃げられない』の話でたっぷり1時間以上盛り上がりました。みなさん質問される度に熱い応援メッセージをくださるので、一井先生はしきりに照れていらっしゃいました(もちろん、とっても嬉しそうにされておりました!)。
第一部が盛り上がりすぎたため、ちょっと時間が押しながら、会は第二部へ。一井先生の飲み物のおかわりを女性のバーテンダーさんが運んで来て……と思いきや、正体はなんと藤原よしこ先生!
藤原よしこ先生
実は一井先生と藤原先生はプライベートでも仲良しとのことで、第二部は一井先生の素顔をさらに引き出すべく、藤原先生も参加してくださいました。第二部の様子は、「プチコミック」12月号(2021年11月8日発売・配信)で藤原先生がレポートしてくださいますのでお楽しみに!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、会は2時間でお開きになりました。「またぜひ!」というお声をたくさんいただきましたので、次の企画も検討いたします!